11月30日:フースラーボイストレーニングの実践と解剖学

生理学的ボイストレーニング(ボイトレ) の最高峰、ボーカル理論の聖典とも言われるフースラーメソード(フースラー発声学、フースラー発声法)を楽しく学べるワークショップ。第二回が11月30日(14:00〜16:00)に開催です。

『うたうこと』と『声を出すための筋肉たち』

声を出すための動くべき筋肉群が動かない時、
声を出すためではない筋肉群が代理をしてしまうって知ってますか?!

喉仏を吊る筋肉は、私達の日常では、ほぼ使われず、衰えています。
喉仏を吊る筋肉が衰えているから、声帯が上手く働けず、声が出にくいのです。

喉仏を吊る筋肉を動かすためには、いくつかの声のパターンを使い、見えない喉の中を動かしていく必要があります。声にこだわりがあり、この様なタイプの声しか出したらいけないと植え付けられている様な方には、抵抗がある訓練になります。(音大の声楽科関係の方は、必ずと言って良いほど抵抗します。それほどにこだわりが強くなってしまっているのです。こだわり自体は悪いことではありませんが、時にはこだわりがアダになることもあるのです。=偏った喉の使い方。)
同時に、思考のこだわりもゆるめていく必要があります。
実は、声に良い悪いはありません。いつも出しているタイプ以外の声を出して、喉の中のバランスをとることこそが大事なのです。

喉を吊る筋肉が上手く働かない時、代理して働いてしまう筋肉群があります。

声を出すために動く、しかるべき筋肉群は、
思考や意識では動かせないため、講師の声を瞬時に迷いなく模倣することで、
筋肉の本源的運動をさせなければなりません。
ピクッと反応する様な筋肉の動きを指します。
ゆっくりした声出し訓練では、自分の都合が良い『馴れ合いの筋肉』が先に動いてしまい、強直してしまうためです。

働くべき喉の筋肉群と代理して働いてしまう代理筋を視覚と声色で比べながら、
声の勉強をしてみましょう!

第二回ワークショップ概要とお申し込み(ページ内リンク)

第一回『フースラーボイストレーニングの実践と解剖学』の様子と参加者の声

第一回『フースラーボイストレーニングの実践と解剖学』の掲載メディア

第一回のワークショップは大変にご好評をいただき、いくつかのメディアにてその様子が紹介されています。そのいくつかを紹介いたします。

第一回『フースラーボイストレーニングの実践と解剖学』参加者の声

Aさん

わかりやすく実践的。家で楽しみながら直ぐ練習が出来る。 今朝から声が出なくなって‥でも、きっとこの講座で筋肉の鍛え方が分かれば、快復すると思い参加。 その通りになった!

声がどのような仕組みで出るのかがわかれば、不安も消えますね。
発声器官は、活躍の場を待っています!どんどん楽しんでいろいろなタイプの声を出し、発声器官を刺激してあげてください。(奥村)

Bさん

参加して人生が変わったような快感。開催して頂きありがとうございました。 まず、開催場所の様子がお茶を淹れて下さりお茶菓子があり、大変アットホームで癒された。 自身は音大の声楽科卒だが、これまで”声帯の場所””自分の声帯の状態”くらいの知識しかなく(文献を見てもピンとこないまま)歌っていた。 今日は「この声が出ているときは、この筋肉が動いている」と具体的に教えて貰えることで発声アプローチが大変やりやすくなった! 講座は座学より発声時間が多く、喉のマッサージを受けているような気持ち良さがあった。 この方法で「声を楽しんで」いけば死ぬまで楽しく歌えそうな希望がもてた。 また、ジェンダーによって無意識に声を作っている、「普段聴いている音」は声に影響するという話(現代は機械音だらけ/生音を聴こう)というお話もとてもおもしろかった。

スーパーに行っても、セルフレジ。または、機械が「いらっしゃいませ」「精算をします」と案内してくれる時代です。案外、生の声を聴く機会がないんですよね。「まず聴く、それから知る」とフースラーは断言しています。
声と戯れる!ぜひ、声を楽しんでください!(奥村)

Cさん

奥村先生のパッションが伝わる楽しい講義、中でも変幻自在に声色を変える圧巻のデモンストレーションのお陰で、“声”の世界にとても興味が湧きました。3種類の裏声を出す実技は恥ずかしがっていてはできないもので、この練習が自己を解放することにも通じていると感じました。そのためか、初めて会った参加者同士が本音を語れる雰囲気があった事が何より良かったと思います。

私が何を隠そう、人一倍の恥ずかしがり屋だったことを今や誰も信じてくれません。フースラーメソード のせいです(笑)声が、心の解放をリードしてくれます。喉の中の未使用な筋肉=使っていない声色です。自分に内在する声色を使って遊ぶ感覚で声と仲良くしていってあげてください!(奥村)

Dさん

この度はどうもありがとうございました。 とても本質的で素晴らしい内容でした。 声について考えることを通じて、 たくさんの思考のブロックを解除していただきました。 単に声のことだけにとどまらず、 自分を解放して、最大限の能力を発揮して楽しみながら 同時に、他者を否定せず、調和して生きるには? というお話でもあったように思います。 私は今、歌を歌っていますが、 講座中、子どもの頃に本の朗読が好きだったことを ふと思い出し、 自分は声を使って何かを表現することが好きなのかも? と、初めて思い当たりました。 発声の解剖学やメソッドも、たいへん勉強になりました。 早速、車の運転中に「変な声」で遊んでいます。 帰宅時、目玉のおやじ声で「ただいま」と子どもに言ったら それだけで大受けでした(笑) 声は楽しい道具なんですね。 奥村先生の教えは、「良い声のためにはこうするべき」ではなく、 楽しさがベースなので、日常に無理なく取り入れられそうです。 次回も是非参加したいです。

黒澤先生、 マインドフルネスも長い時間を取って丁寧に教えていただき、 本当にありがとうございました。 先生から伝わるお人柄が、瞑想の効果を物語っていると感じました。 頂いた資料を使って早速実践を始めました。 地道に続けていきたいと思います。 またそのうち、様子をご報告させてください。

子供は正直ですね!子供は、1番の声の先生です。泣きわめく叫ぶ笑う、すべて喉の大運動です!「喉仏」と言う名前だけでも、すごいと思いませんか?!何か色々大事なキーポイントが隠されている面白スポットが発声器官だと考えたら、ワクワクしますね!理性や概念がその自由を止めているだけで、本来は、、、?!と考えたら、むふふ。子供さんと声で遊ぶと経費ゼロ!無料です!楽しんでください♪(奥村)

この度は、遠いところから相模原まで足を運んでいただき、誠にありがとうございました。フースラーにマインドフルネス、どちらもきっと人生を豊かにしてくれる本質的なものだと思います。ゆっくり地道に続けていくことで、きっと恩恵が得られると思います。またお会いできる日を楽しみにしています。(黒澤)

第二回ワークショップ概要とお申し込み(ページ内リンク)

フースラーボイストレーニングの実践と解剖学
ワークショップ概要

開催日 11月30日(土)
『フースラーボイストレーニングの実践と解剖学』
14時〜16時
(13時半より入室可)
料金 5,000円

フースラー発声学担当

奥村多恵子

自分の声のコンプレックスをフースラー発声学にたどり着いたことにより、完全克服の経験を持つ。モットーは、楽しくなければ発声じゃない!
東京ビジュアルアーツ専門学校 声優俳優学科講師
東京クールジャパン専門学校 声優ボーカルコース講師

フースラーボイストレーニング教室

解剖学、指圧療法担当

黒澤一弘

あん摩マッサージ指圧師(日本指圧専門学校)
鍼灸あん摩マッサージ指圧師教員資格(東京医療専門学校)
東京理科大学 応用生物科学科卒
首都大学東京 大学院人間健康科学研究科 博士前期課程卒(人間健康科学修士)
東京医科大学 大学院医学研究科 人体構造学講座在中(博士過程)
首都大学東京人間健康科学研究科 非常勤講師(解剖学実習指導助教)
日本指圧専門学校 解剖学講師
マインドフルネス瞑想療法士®️(一般社団法人 日本マインドフルネス精神療法協会認定)

お申し込み・お問い合わせ

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