施術者紹介

私は山梨の宝石専門学校を卒業後、都内の宝石鑑別機関にて11年勤務し、色石と真珠の鑑別に従事しておりました。仕事では顕微鏡を使う機会が多く、眼精疲労による肩こり・頭痛に悩まされていました。
「このままでは仕事を続けられないかも？」と思い、セルフケアを目的にちかくにあったヨガ教室を訪れます。

ヨガを通した体の爽快感に夢中になったのと同時に、人体の構造にも興味を持ち始めます。その後、「私（黒澤 茜）とおなじような悩みを抱えている人を支える側になれないか？」といった思いもかさなり、人の体に触れながら心身を癒せる”あんまマッサージ指圧師”の道に進むことを決意しました。

ご利用いただいた方に”心身が整う心地よさ”を体験していただけるような施術を提供しております。いままでに指圧を受ける機会がなかった方には、不安に感じることもあるかもしれません。そんな不安をすこしでもへらせるように、ご利用いただいた方のお話をじっくり伺いながら対応することを心がけております。

現在は２児の子育てをしながら指圧の仕事をしています。
子育てに明確な「正解」がないため、私自身も日々頭を悩ませているいっぽうで、親の立場であっても、ときには日常から切り離せる時間も作るべきだと考えております。広々とした和の空間で、お子様とゆったりできる時間を共有していただき、日々の子育てに奮闘する方を支えていければ幸いです。

こんにちは。紡指圧のページをお読みいただき、誠にありがとうございます。

私は東京理科大学で生物学を学んだ後、製薬会社に就職しました。MRとして頑張っていたのですが、髄膜腫を患い、本社に転勤となり３年半ほどで退職をいたしまた。

その後「何か」をさがすようにアジアを中心に世界を旅しました。
中国雲南省の無為寺で住み込みで太極拳を修行したときに、自分の心身が根本から癒され元気になれた体験がきっかけとなり、指圧の道にすすみました。

日本指圧専門学校では勉強をがんばり首席で卒業しました。クラスメイトの勉強をみていたことなどもあり、３年の秋に学校から教員への道をすすめられ東京医療専門学校教員養成科に入学します。そして2010年より、母校でもある日本指圧専門学校の専任教員として、9年にわたり解剖学と指圧実技を担当しました。

2019年に教員を退職し、地元である相模原で紡指圧（つむぐ指圧治療室）を開業しました。
しかし、開業して１年経たずコロナ禍に見舞われ経営危機に直面しました。

もがき苦しんでいたところ、第1回目の緊急事態宣言のときに「志をもって医療系の学校に入学したのに、いちども授業を受けていない学生」が日本中にいることを知りました。

お店を開けても誰も来ない状況で、
「いまの自分にできる社会貢献はなんだろう？」と自問自答しました。
私は教員時代に解剖学を担当し、パソコンも得意でしたので指圧業と平行して解剖学オンライン講座を始めました。

ふりかえってみると、誰かの役に立てている実感がなければ、自分自身を保てなかったのかもしれません。
コロナ禍の影響でオンライン講義が広まったこともあり、解剖学オンライン講座はいまでは弊社の大きな柱となる事業に成長しました。

心をこめた指圧で地域の方々に、
解剖学で全国の基礎医学を学ぶ方々に貢献していくのが私の願いです。