はじめに

令和3年12月5日に当治療室を撮影会場として「均整×システマ オンラインセミナー」の撮影・配信を担当いたしました。

自分が主宰する解剖学講座のオンライン配信は何度も行なっていますが、配信役として第三者のオンラインセミナーを行なえたことは、とても良い経験となりました。

一定のノウハウを得ることができ、また問題だったところや改善点についても見えてきましたので、報告をいたします。

大切にしたこと

音声

オンライン配信で最も重要な要素のひとつだと考えています。音声がクリアに聞こえること。音声がこもったり、小さくて聞き取りにくいと良い内容のオンラインセミナーであっても、受講者につたわらないと考えています。

主役である北川さんとコメンテーターを務めるニハクさんはRODE Wireless Go ii にラベリアマイクを接続し装着してもらいました。またモニターの方々にもRODE Wiress Goをラベリアマイク無しで使っていただきました。

映像

今回は2カメラ構成でいきました。
ひとつは一眼レフ+三脚をつかった固定カメラ。もうひとつはiPhone13pro+ジンバルをつかった移動できるカメラです。この2系統をスイッチャー(Atem Mini)に入力しました。

配線図

映像スイッチャー

ATEM Mini Pro ISO


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配信機材の中心となるスイッチャー、Atem Mini Pro ISO。HDMI4系統、マイクを2系統入力できます。

ATEM Mini : スイッチャーとしての基本機能を備え、PCやMacとUSBで接続することで外部カメラとして認識され、zoomで使うことができる(¥38,720 2021/12現在)
ATEM Mini Pro : ATEM Mini の機能に加えて、4系統の映像や2系統の音声をモニタリングできるマルチビュー機能を備える。また、YouTubeライブ配信エンコーダーを内蔵。ミックスアウト映像をUSBディスクに記録できる。(¥61,424 2021/12現在)
ATEM Mini Pro ISO :ATEM Mini Proの機能に加えて、ミックスアウトされた映像と個別のHDMI入力すべてをUSBディスクに同時記録できる。後日柔軟な動画編集が可能となる。

固定カメラ(三脚+ミラーレス一眼レフ)

映像のメインとなる正面を撮影する固定カメラには、明るさと映像のきめ細かやかさを重視して、一眼レフを用いました。動画撮影モードにした映像をHDMI出力し、ATEMに入力しています

カメラ
FUJIFILM X-T30(XCレンズキット シルバー)

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パソコンのインカメラではレンズが小さく暗い映像となってしまいます。またハンディカムなどの家庭用ビデオカメラを用いることもできますが、ちょっとのっぺりした映像となってしまいます。オンラインセミナーでも、明るくて奥行きのある映像を流したいときは、やはり一眼レフを用いるのが良いかなと思っています。

売れっ子YouTuberご用達のミラーレス一眼といえばソニーα7シリーズですが、多くの人にとってはオーバースペックかと思われます。

そこで、私はFUJIFILMのX-T30をチョイスしました。15-45mmのレンズ付きで

この値段で、付属の安いレンズでも、やっぱり一眼。室内でも光をしっかりひろって明るい映像を映しだすことができます。

配信だけでなく、本来の写真用途でも、はじめての一眼レフとしてかなりおすすめできる機種かと思います。大きさもあまりごつくなく手のひらにすっと収まるサイズ感、上部は金属で質感もよく、ちょっとレトロな感じが、散歩に連れて行きたくなるかわいらしさです。

三脚
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私の本職は指圧師なので、指圧を俯瞰撮影したくて購入した三脚がこちらです。かなり丈夫な三脚で、横棒の先にカメラをとりつけることにより上から撮影することが可能です。今回のセミナーではカメラを前方にむけた通常の使い方で使用しました。

移動式カメラ(iPhone13 Pro+ジンバル DJI OM4)

iPhone13 Pro

 

 

iPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Max – Apple(日本)

言わずと知れたiPhone 13 Pro。カメラ性能が大幅アップ。

ジンバル DJI OM4


【国内正規品】DJI OM 4 スマートフォンジンバル

ドローンで世界的に有名なDJIですが、ジンバルでも世界1,2を争うシェアを誇っています。一眼レフではRONINシリーズ、手軽に使えるスマートフォン用ではOsmo Mobile(OM)シリーズが有名です。手ブレのないスムースな映像を撮影することができます。

私が使用しているのはOM4ですが、現在OM5が発売されています。

OM4に付属している磁気スマートフォンクランプは、サイドが曲面となっている機種では適合しますが、iPhone13は角張ったデザインなので、いまいち適合性がよくありません。

iPhoneのMagSageに対応した
enGMOLPHY iPhone 12/13 MagSafe対応ベースプレート

こちらに、DJIの 磁気リングホルダー

をとりつけることで、OM4がMagSafe対応となり、磁気でくっつけるだけですぐにジンバルを使うことができます。

Apple 純正のMagSafe対応ケースをつけたままでOM4に装着、なめらかな映像を撮影することが可能です。

参考サイト
なぜ気づかなかった!DJIOM4でiPhone12(Magsafe)をスマートに使う方法!

iPhoneの映像を無線でATEMに入力するには

<iPhone側>


‎「NDI HX Camera」App Store

NewTekのNDI HX Cameraというアプリを使用します。NDIはLANを介してビデオの伝送を可能とする技術です。

 

<受信側 PCまたはMac>

NDI Toolsをインストールします
NDI Tools | NDI.tv

iPhoneでNDI HX Cameraを立ち上げて、MacでNDI Video Monitorを起動します。するとiPhoneのカメラからの映像がMacに映し出されます。Macの画面をUSB-C Digital AV Multiportアダプタを介してHDMIで出力して、ATEMに入力します。

参考サイト
スマホをアプリでNDIカメラ化して、Zoomに参加してみた|yoko|note
iPhoneをWebカメラにしてMacでビデオ会議 – ケータイ Watch

マイク

RODE Wireless GO II + RODE Lavalier GO


Amazon.co.jp: RODE Microphones ロードマイクロフォンズ Wireless GO II ワイヤレスマイクシステム WIGOII : 楽器・音響機器

画期的ワイヤレスマイクとしてYouTuberの間でまたたくまに広がったRODE Wireless GOにIIがでました。送信機が2台になって、対談などにもぴったりです。今回のオンラインセミナーはシステマの達人北川さんに、均整の達人ニハクさんのトークが加わる企画ですので、少なくとも2つのマイクが必要です。そこで、今回の企画にあわせてWireless GO IIを導入しました。


Amazon | RODE Microphones ロードマイクロフォンズ Lavalier GO ラベリアマイク LAVGO | RODE | 家電&カメラ

Amazon | RODE Microphones ロードマイクロフォンズ Lavalier GO white 3.5mm TRS ラベリアマイク LAVGOW | RODE | 外付けマイク

Wireless GOは、送信機自体がマイクとなっていて胸元にクリップでつけたりして使うこともできるのですが、ラベリアマイクを接続することで更にクリアな音声を収録することが可能です。

RODE Wireless GO


Amazon | 【国内正規品】RODE ロード Wireless GO ワイヤレスマイクシステム WIGO | RODE | 家電&カメラ

実は私は初代Wireless GOももっています。自分でおこなう解剖学オンラインではこちらのWireless GOにTASCAMのラベリアマイクを接続して使っています。今回の均整×システマのオンラインセミナーでは、モニターさんのマイクとして初代Wireless GOを使用しました。

ATEM MiniではHDMI4系統に加えて、マイクも2系統入力できます。今回はWireless GO 初代 + II を併用することによって、3台のマイクを使うことができました。

これらの映像・音声をATEM集約し、Macより配信

ATEM Mini Pro ISOは、本体でYouTubeライブ配信機能をもっているのですが、今回はZoomを用いたオンラインセミナーでしたので、ATEMとMacをUSB接続しました

MacではATEMは外部Webカメラとして認識されるので、Zoomでカメラと音声を選択するだけで配信できます。

より良い配信のための、その他のこだわりポイント

配信は有線LAN

当室ではWiFi6のメッシュWiFi環境をDeco X60にて組んでおり、無線もかなり高速で安定しているのですが、やはり有料のオンライン配信ではネットワークの安定性、速度が大切だと思っています。

NURO光のルータより10MのLANケーブルをひっぱり、スイッチングハブに接続しました。また、ATEMも有線LAN接続ですので、その意味でもハブがあると便利です。


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照明(ライティング)

配信では、照明も大切です。YouTuberの間では、良いカメラを買う前に照明を買え!とよく言われています。


Godox SL-60W 60W 定常光LEDライト


Neewer 35in/90cm六角形パラボリックソフトボックス

オンラインでもリアルタイムの繋がりを大切にするためにプロジェクターに参加者を投影


せっかくリアルタイムで参加していただいているオンラインセミナーですので、参加者の方々からの質問は顔出し声出ししてもらいたいと考えました。そこで固定カメラの先に自立式スクリーンを設置して、プロジェクターでZoomの画面を投影しました。


エプソン ビジネスプロジェクター 液晶 3700lm WXGA 2.5kg  EB-W06


KIKUCHI 80インチ床置きタイプ16:9スクリーン GUP-80HDW


Anker Soundcore 3 Bluetooth スピーカー

スピーカーはBluetooth接続のポータブルスピーカーを用いました。十分な音量がでます。

つむぐ指圧治療室では、広い畳の空間を使用したオンラインセミナーの配信に関して積極的に協力いたします

当室の屋号である「つむぐ」には、「ご縁を紡いでいきたい」という想いをこめています。その意味でも、今回の企画のようなお声掛けを頂いたことは、大変嬉しく、そして私にとっても素晴らしい経験となりました。
身体均整師会川名慶子さん、小柳弐魄さん、システマ東京の北川貴英さんをはじめ、関係者の方々に感謝申し上げます。

当室の空間や設備を用いたオンラインセミナーの配信や、コラボセミナーなどにご興味がありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

つむぐ指圧治療室
黒澤一弘

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