足部は左右26個ずつの骨から構成されています。合わせて52個の骨たちで、私たちの体を支え、歩いたり走ったりしています。
筋肉の付着部位の知識も大切ですが、足の骨の配置や関節の様子なども大切です。ひとつひとつの足根骨同士は可動性の少ない平面関節もしくは半関節ですが、足部全体では床面の凹凸や身体のバランスを吸収して、滞りなく歩けるように柔軟性があります。
足部全体の可動性を考えるときに、ショパール関節とリスフラン関節の構造を把握しておくことが重要です。この2つの関節は足部の「ねじれ」に対する柔軟性を高めます。
ショパール関節
ショパール関節(横足根関節)は、踵骨と距骨、立方骨と舟状骨の間の関節で、踵立方関節と距踵舟関節の2つを合わせた構造をいいます。
踵立方関節と距踵舟関節の関節包はそれぞれ独立しています。
リスフラン関節
リスフラン関節(足根中足関節)は立方骨、内側楔状骨・中間楔状骨・外側楔状骨と5本の中足骨間にできる関節です。
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