9月1日 指圧セミナーを終えて

昨日9月1日は、つむぐ指圧治療室の指圧セミナーが行われました。
指圧学校の卒業生・在校生の他、理学療法士さん3名、柔道整復師さん1名が愛知から参加してくれました。

朝7時半〜8時半のボディスキャン瞑想体験講座に関しては4名参加いただきました。自然な呼吸を観察する「サマタ瞑想」、簡単な気功体操、そして臥位にて全身を観察し、無意識の筋緊張などを感じ取り解き放つ「ボディスキャン瞑想」を行いました。

ボディスキャン瞑想が終わったら、「朝起きた時から頚が痛かったのが無くなった」という方がいらっしゃいました。当治療室でも腰痛に対して効果を確認しています。安全性が高く、効果も世界中で数々のエビデンスが蓄積されています。指圧を始めとする様々なセラピーと併用することもできますし、セルフメンテナンスとしてもとても有用です。

9時からは、9名が集まり指圧セミナー「反作用圧法」について講習を行いました。
午前中は「触り方」「手首の締めによる四指の支え」について特に重点をおいて進めました。これは非常に重要な要素なので、地味な練習ですが時間を多く割き反復しました。
その後、スタンスの理論や重心の位置について解説し、練習を行いました。体重を上手く使うことと、のし掛かることは全く違います。肘を伸ばして相手に乗っかると押し手は楽ですが、圧のコントロールを失っています。当治療室のセミナーで行なう「反作用圧法」では、太極拳の身体操作のように下半身からの連動動作を肘〜指先へと伝導し、加圧へとします。乗っからないので、精度の高い押圧が可能です。

午後は、「反作用」についてより深く講習をおこないました。「反作用」を意識として使えるようになると、どの部位に施術を行なう場合も、自らの身体感覚で、どこに位置取ってどの方向を向けば押圧に適するのかが分かるようになります。そして垂直に圧が入り、柔らかいけどしっかりと圧が浸透するようになります。

そして、講習の最後に、筋スパズムを軽減させる減圧法について練習を行いました。コリは潰さなくても緩めることができます。ポイントはコリや張っている筋にアクセスし少し持続した後に、関節運動を伴い減圧するのではなく、押し手の押圧に用いている筋の張力をほんの少し緩めることだと思います。筋トーヌスを低下させることにより持続圧の均衡がやぶれ、受け手の組織の反発力により自分の母指が押され返されるのを感じ取るようにします。この時間は押しながら引いている時間となり、この瞬間がもっとも筋肉が緩む瞬間であると私は思っています。

この感覚が体得できると、ごく弱い圧で緩めることができるようになります。とくに頸部などのデリケートな場所にとても有効です。この減圧法に関しては、見た目にはほとんど変化がない微細な減圧なので、私が参加された方全員に行い、かつ受けました。実際に、ごく弱い圧で弛緩が得られることを多くの方が理解し、体得してくれたと感じています。

指圧の良さがこうして広がり、そして医療の現場にも浸透し、痛みや身体の不調を抱える多くの方々に役立っていったら、自分にとってもこれ以上の喜びはありません。

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