手技療法のための応用的解剖学として世界的に定評のあるThomas Myersのアナトミー・トレインの筋筋膜理論を大切にしています。筋・筋膜の張力の変化がもたらす姿勢のゆがみなどを改善させ、施術の効果を持続させるのに役立ちます。
特定の箇所に痛みがある場合は、その原因となる筋は少し離れた場所にあることがよくあります。このようなケースではトリガーポイント理論が有効です。たとえば姿勢保持に重要な脊柱起立筋の最も外側に位置する腸肋筋。腰の部分にある腰腸肋筋の場合、痛みは下方(殿部)へと放散するのに対して、胸の後ろに位置する胸腸肋筋の場合、痛みは上方(肩)へと放散することが知られています。
浪越式指圧では腹部指圧をとても重要視します。古来より腹部をやさしく押圧することは「按腹」と呼ばれ、江戸時代では太田晋斎による「按腹図解」が発刊され、古法あん摩におけるお腹への施術が紹介されています。
お腹でもって全身の状態を把握する「腹診」については、日本で大きく発展いたしました。按腹(腹部指圧)は、気血のバランスを整え、自律神経系の不調を改善させる効果が大変期待できます。
私は大学院で膵臓の血管分布と発生の研究を致しました。また解剖学講義も内臓器を多く担当していたので、腹部内臓の構造や機能、深さや位置など詳しいと思います。
深い知識と、精度の高い押圧技術、そしてひと押しひと押しを集中して、こころをこめて指圧させて頂きます。ぜひ当室の按腹を一度ご体験ください。
黒澤一弘(つむぐ指圧治療室 代表)
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(かずひろ先生の【徹底的国試対策】解剖学) - 東京理科大学理工学部応用生物科学科卒
- あん摩マッサージ指圧師(日本指圧専門学校)
- 鍼灸あん摩マッサージ指圧師教員資格(東京医療専門学校)
- 首都大学東京大学院 健康福祉学部人間健康科学研究科卒
- 日本指圧専門学校で9年間解剖学と指圧実技の講義を担当し独立
- 現在、東京都立大学にて解剖学実習非常勤講師を行いながら、指圧臨床を行う
身体のゆがみを知ることで、効果的な生活改善やセルフメンテナンスができます。
皆様が健康的で喜びが多い毎日を過ごせますように、科学的根拠に基づいた適切な生活アドバイス、セルフメンテナンス法についてお伝えさせていただいています。皆様にとって、健康を共に創るパートナーとして信頼されるよう、がんばっていきます。